ララ　サンシャイン

～昨日の講習会内容の続きです～



個体の行動には、「先天的要因」と、「後天的要因」とがあります。

「先天的要因」は、品種・性別・家系など、変えることが出来ない。

「後天的要因」は、経験・飼育法・家族との関係・しつけなど、変えることが出来る部分です。
　　　　　　　　　　　生まれてからの、すべての刺激が要因です。

生後3～12週といった感受性の高い大切な学習時期に、刺激が少ないと、良くないそうです。
よく、‘仔犬の社会化’と言われますが、まさにこの時期です。

この時期に、色々な音を聞かせたり、人と会わせると良いそうです。
親犬や兄弟犬と係わり持をもち、学習します。

ショップなどは、早くから離乳して、親や兄弟と別れて、
大事な期間をショーケースで過ごします。
そのため、刺激は少なく、人の手のぬくもりを知らない子が多いそうです。
人は、ガラス越しで見てくるものだ、と認識するそうです。


そういったことから、「ブリーダーか、知り合いから、仔犬を飼う事をお勧めします。」と、
先生は言われていました。


ただ、良いペットショップもあれば、悪いブリーダーもあるそうで・・・。

良いブリーダーは、
清潔。
ハンドリング(手で仔犬を触っているか)
　　　　体重測定をこまめにされているブリーダーは、手で仔犬を触っているので、よく人の手で触っていると
　　　　言えます。そうすることで、人の手に対しての嫌悪感がない犬になります。

その点を言われていました。


元々の生まれ持った素質に経験が加わることで、性格が形成されるそうです。
性格によって、行動が決定されるそうです。

たとえば、
雷の音を怖がっているが、雷の音がした時に、お菓子をあげる。
すると、雷の音＝お菓子を貰える合図と思い、雷が怖いと思わなくなるそうです。
人が、過剰に「怖いね～」などと反応すると、もっと怖がる犬になるそうです。



「去勢したオスが、なぜオスにもてるのか？」

去勢したオスの匂いを、メスと勘違いするそうです。
発情期ではないメスに乗っかると、メスは怒りますが、
去勢したオスは、乗っかられても怒らないので、もてるそうです。なるほど～



犬も人と一緒で、初対面でいきなり仲良くできるコもいれば、そうでないコもいる。
物静かなコ、活発に遊ぶのが好きなコ、それぞれです。


最後に、「ペットが、この家に来て良かったと思えるように」
その個性も、分かってあげて、人も犬も快適に過ごせるようルールを作って、守っていく。
人は、子供が巣立つように育てていきますが、
ペットは、死ぬまで飼い主が管理します。



あっという間の講習会、笑いもあり、耳の痛い話もあり、
考えさせられた内容もあり・・・・。

とっても実りのある一日でした。


この講習会の内容は、読売新聞でも掲載されるそうです。（いつかは、忘れましたが）

興味のある方は、見てみて下さいね。

ララが、我が家に来て良かったって、
思ってくれていますように・・・。